mizukamezasan’s blog❀

日記 思いつき 詞など

未知なるものを可愛いとはいいがたい

子供たちは、ミラクルです。

すごい速さで成長していきます。

 

できなかった事が、出来る。

素晴らしい事。

嬉しいはずなのに、やっぱり寂しい。

寂しいけど、やっぱり誇らしく見える。

そして、やっぱり嬉しい。

そんな親心。

卒業シーズンだからかな。ふと思います。

 

今だからこそ、そう思えますが、

正直に言わせていただきますと…

自分はあまり子供は好きではありませんでした。

 

すぐ泣くし、わがままだし、本気で付き合うと疲れるし、自分の時間がなくなるし。

まるで、自分みたい。笑

こんな自分が沢山いるのは、疲れるに決まってますからね。

 

 

有り難い事に家族ができて、子供たちに出会えました。今はそう思えていますが。

出産前は、

 

子ども嫌いな自分には、子育ては向いていない。 ちゃんと育てていけるのか。

子どもを可愛がってあげられるのかな。

愛してあげれるのかな。

 

そう思い、不安だった日を覚えています。

案の定、出産したての赤ちゃんは、小さくて、小さくて。未知の生物でした。

 

周りの方は、もちろんカワイイね、可愛いねって。

沢山言ってくださいました。

自分達の両親も、親族も、友達も。

 

自分も、カワイイねって、言っていました。

カワイイねって、言って、自分に言い聞かせていました。そう思わなきゃいけない。赤ちゃんは可愛いものだと、そう自分にいい聞かせていた気がします。

 

もしかしたら、配偶者さんもそんな感じだったのかな??いかんせん、二人とも若かったですしね。二十歳そこらの、

子どもが、子供を産んで、育てていけるのか?!

自分がそう思ってたくらいです。

さぞかし、周りもそう思っていた事でしょう。笑

 

赤ちゃんは、未知でした。

はじめての育児。当たり前ですが、全てがはじめて。とりあえず必死だった事だけは覚えています。

周りの方の可愛いねのお褒めの言葉と裏腹に、可愛いと思えない自分と、周りとのギャップ。

 

苦しかった。

ただ、ただ苦しかった。

幸せのはずが、泣けてきた。

赤ちゃんと一緒に泣いていた。

 

あれは、今で言う所の産後鬱とかなんでしょうか?産後はホルモンバランスも崩れるって言いますし、仕方がないのかもしれません。

が、今だからそんな事を言えますが、当時はそんなこと言えません。

 

泣いてる自分を知られたくない。

可愛いって思えてないこと知られたくない。

強がってしまいました。

 

ただ、ただ、一生懸命。

赤ちゃんのお世話をしていました。必死でした。

そんな生活をどれくらいかして、我が子が寝息を聞きながら寝る生活に、少し慣れた頃に。

 

スヤスヤ寝ている赤ちゃんを見て、

あぁ、可愛いかも…

パパと同じ体勢で寝ている我が子と、パパを見て、

あぁ、似てる。

可愛いかも…

 

やっと、その時に母性が芽生えた気がしました。

安心しました。そして、何よりも我が子を少しでも可愛いと思えた自分に、少しだけ、自信がついたことを覚えています。

そこからですかね??

よく分からないのですが、可愛いが増えていきました。笑ったりもしてくれる回数も増えたり、授乳もスムーズにできたりと、やはり慣れてきたのは大きかったのだと思います。

 

未知の生物が、未知ではなくなる。

自分にも、自信がついてきた。

そんなところでしょうか。

 

 

少しまじめな学術的な話ですと、(本当は学術的な話も大事なのに、あまり書かない事に懺悔)

母乳を放出させる役割をもっているオキシトシンホルモンは、幸福感をもたらす“愛情ホルモン”として注目されています。※授乳や抱っこやスキンシップによることでも、オキシトシンが出やすい環境になり、母乳の出も良くなるらしいです。

母乳育児でしたので、オキシトシンのおかげで、幸せを感じられた可能性もありますかね。

 

 

 

上記の感情が、母性なのかと聞かれるとよく分からないのですが。まぁ、少しでも可愛いと思えて、子育てを出きたのならば、OK!今の自分なら、メチャクチャ褒めてますよ。過去の自分に。笑

 

いーの、いーの!ママも赤ちゃんと一緒に寝て、食べて、ゆっくりでいいの。可愛いや、出きたを楽しんでいけることが、少しずつでも、感じれたら。

それでいいの。

可愛くないと感じる時があったって、いいの。

自分をせめなくていいの。

はじめから、できるわけないから。

っと。

 

時がたち、

どうにかこうにか子は成長してくれました。

これは、周りの方のお力添えなくしては、なせないことなのですが、その話しはまたのお話。

 

子供を可愛いと思える未来を、自分は想像できませんでした。でも、有り難いことに、今は子供達が可愛くて仕方がありません。

こんな感情を教えてもらえたことに、感謝しかありません。

 

でも。

でも、ですよ。

本当に今は、今は母性や愛情を知れたからよかったのですが…あのまま、可愛いって思えなくて、辛くて、母性に恵まれなかったら??

果たしてちゃんと、母として、子育てできた?

一生懸命さと、義務だけで、子育てができるのだろうか??

愛情が育まず、あのままだったら、どうなっていたのだろうか。

今でも疑問に思うし、不安にもなります。

知識もなく、可能性の話になるのですが。

世の中には、あの頃の自分のような感情で悩まれている方がいるのではと、考えてしまいます。

かと言って、閉鎖的になりやすい家庭内を手助けするのは、なかなか難しいとも思います。

 

だからと言ってはなんですが、自分みたいな母親の感情もある事を、書いておくことで、何かにつながればいいなと思い記事にしました。

 

新米ママだった頃の、記憶。

忘れないためにも。

今日はそんな日記。

 

 

 

 

※母乳研究より引用

 > 母乳のヒミツ

https://www.mamecomi.jp/research/milk/33

 

※2 参考文献

今回の記事には直接的に引用はしておりませんが、

とても勉強になりましたので、貼らせていただきました。

 

授乳によるオキシトシンホルモンは母親の表情の感じ方と関連することを解明 -オキシトシンの変動には大きな個人差がある-

 

2020年6月3日に、国際学術誌「Biology Letters」のオンライン版に掲載されました。

明和政子 教育学研究科教授、松永倫子 同博士後期課程学生、菊水健史 麻布大学教授らの研究グループ

https://www.kyoto-u.ac.jp/ja/research-news/2020-06-04-0